30代になったのに、オタク趣味に夢中でなかなか貯金ができていないことに不安を感じていませんか。
今後も推し活を楽しみたい気持ちはあるけれど、将来に向けて貯金をしたいと思い始めた方も多いはずです。
しかし、今から貯金を始めても決して遅くはありません。
本記事では、30代オタクの平均貯金額や推し活の支出事情、無理なく貯金を始める方法を解説します。
趣味と貯金を両立させるコツも紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
オタクの平均貯金額は30代でどれくらい？
30代オタクの平均貯金額はどれくらいかについて見ていきましょう。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査（令和5年）」によると、以下のようなデータが出ていました。
- 単身者の30代平均貯金額：443万円
- 30代の平均貯金額中央値：300万円
- 貯金ゼロも約5割存在
データから30代の貯金額は平均と中央値で大きな差がありますが、高額貯蓄者が平均を引き上げているため中央値の方がより現実に近い数字といえます。
SNSなどでは「オタクは貯金が少ない」といったイメージもありますが、実際には生活スタイルや支出の優先順位によって差があるようです。
推し活にかかる費用が多くなる一方で他の趣味や交際費を抑えている人も多く、一概に「浪費型」と決めつけるのは適切ではありません。
周囲と比較しすぎず、自分の生活に合ったペースで貯金を進めていくことが大切です。
オタクが推しに使う平均の金額はどれくらい？
オタクが推しに使う平均の金額について見ていきましょう。
- 月1万円から3万円：一般的な推し活費
- 月5万円以上：遠征や複数ジャンル掛け持ち層
- 年間30万円から50万円：多数派の支出ゾーン
- 年間100万円以上：高い熱量層、全体の2割程度
推し活にかかる費用はジャンルや活動頻度によって大きく異なります。
舞台やライブに頻繁に参加する、複数の推しを抱えている、色々なジャンルを掛け持ちしている人は特に出費がかさむ傾向があるようです。
SNS上では「今月使いすぎた」と思う金額が3万円前後という声が多く見られるため、月3万円を超えると限界超えを感じるラインと言えるでしょう。
使った金額そのものよりも満足度や後悔のなさが重要であり、自分にとって心地よいペースでの推し活を続けていけることが大切です。
オタクが貯金するために30代から始めること
オタクが貯金するために30代から始めることについて、次の順で見ていきましょう。
- 目標を決める
- 家計を把握する
- 予算を設定する
- 家計を見直す
- 貯金できる仕組みを考える
- ポイントを活用する
- グッズ整理をする
- 投資する
1つずつ解説していきます。
目標を決める
オタクが貯金するために30代から始めること1つ目は、目標を決めるです。
何のためにいくら貯めたいのかを明確にすることで、貯金へのモチベーションが維持しやすくなります。
老後資金として1,000万円、推し活用の予算として年間30万円など、目的別に金額を設定すると管理がしやすいです。
目的があれば、無理な節約ではなく「達成のための行動」として前向きに取り組める点がメリットとなります。
将来を見据えて貯金を続けるためにも、まずは具体的な目標を設定してみましょう。
家計を把握する
オタクが貯金するために30代から始めること2つ目は、家計を把握するです。
貯金のスタート地点は、自分が何にどれだけ使っているのかを正確に知ることから始まります。
マネーフォワードMEやZaimなどの家計簿アプリを活用すれば、手間をかけずに支出を自動で記録できるため便利です。
エクセルや手書きでも構わないので、続けやすい方法を選びましょう。
オタクに多い見落としやすい出費としては、定額サブスク、通販でのグッズ購入、ガチャ課金などが挙げられます。
定期的な小さな出費でも、積み重なると気づかないうちに家計を圧迫してしまうものです。
支出全体を「見える化」することで無理なく見直せるポイントが明確になり、貯金へとつながる行動がとりやすくなるでしょう。
予算を設定する
オタクが貯金するために30代から始めること3つ目は、予算を設定するです。
貯金と推し活を両立させるには、あらかじめ予算を決めておくことが大切となります。
支出を「固定費」「生活費」「推し活費」の3つに分類し、それぞれに無理のない範囲で予算を割り当てましょう。
イベントやライブがある月には積立という形で事前に準備しておくと、急な出費にも慌てずに対応できます。
また、推し活費用も予算内に収める意識を持てば、趣味を楽しみながらも「使いすぎたかも」と後悔せずにすむはずです。
予算を立てておくことで支出の見通しが立ちやすくなり、貯金ペースも安定しやすくなるでしょう。
家計を見直す
オタクが貯金するために30代から始めること4つ目は、家計を見直すです。
貯金を増やすために、まずは収入と支出のバランスを確認し生活の中で無理なく減らせる出費がないかを探してみましょう。
スマホプランの見直しや使っていないサブスクの解約、コンビニ買いを控えるなど日常のちょっとした工夫が積み重なれば大きな差になります。
節約というと我慢や制限をイメージしがちですが、推し活をより楽しむための調整と捉えると前向きに続けやすいです。
地道な見直しの積み重ねが、確実な貯金につながる第一歩になるでしょう。
貯金できる仕組みを考える
オタクが貯金するために30代から始めること5つ目は、貯金できる仕組みを考えるです。
貯金は気合や根性で続けるものではなく、自動で貯まる仕組みを作ることが成功のカギとなります。
給与振込口座から貯金専用口座に自動送金設定をする、つみたてNISAや定額積立を活用するなど手間なく継続できる仕組みを試してみましょう。
あらかじめ手元に残す金額を減らしておくことで、残った金額でやりくりする習慣が身につきます。
無理なく貯金が出来る仕組みを整えることで、趣味に夢中でも自然と貯蓄が増えていく環境を整えられるでしょう。
ポイントを活用する
オタクが貯金するために30代から始めること6つ目は、ポイントを活用するです。
日常の支払いで貯まる楽天ポイントやPayPay、dポイントなどは上手に使えば実質的な節約になります。
楽天ブックスやYahooショッピングなど、推し活に使えるショップで活用すれば出費を抑えながら趣味を楽しむことが可能です。
コンビニやスーパーなどでもポイントが貯まるため、日々の支払いを意識するだけで貯金効率が上がるでしょう。
ただし、ポイント目的で不要な買い物をするのは逆効果です。
必要なものに絞り、無駄なく使うことを心がけましょう。
グッズ整理をする
オタクが貯金するために30代から始めること7つ目は、グッズ整理をするです。
所有しているグッズを定期的に見直すことで、今後の出費に対する優先順位が明確になります。
必要なものとそうでないものを仕分けることで無駄な購入を防ぐ意識が身につき、結果的に支出を抑えやすくなるでしょう。
さらに、不要なグッズはメルカリやオタマートなどで売却すれば趣味に使える資金へと変えることも可能です。
部屋がすっきり片付き、気持ちも整理できるため物欲が落ち着く副次的効果もあります。
貯金と推し活を両立させる第一歩として、まずはグッズの整理から始めてみましょう。
投資する
オタクが貯金するために30代から始めること8つ目は、投資するです。
資産形成の手段として、30代から投資を始めるのは非常に効果的といえます。
特に「複利の力」を最大限に活かすには、運用期間を長く確保できる30代が最後のチャンスです。
いきなり大きな金額を投じる必要はなく、つみたてNISAのような制度を活用すれば月1万円以下の少額からでも資産運用をスタートできます。
定期的に少額を積み立てる方法であれば、日常生活に負担をかけずに続けることができるでしょう。
推し活にかかる費用とバランスを取りながら、将来の安心にも備えられる手段となります。
オタクが30代で貯金と趣味を両立するコツ
オタクが30代で貯金と趣味を両立するコツについて、次の順で見ていきましょう。
- 推し活のスケジュールを事前に把握しておく
- 友達と合わせない
- 明確な推し活貯金のルールを作る
1つずつ解説していきます。
推し活のスケジュールを事前に把握しておく
オタクが30代で貯金と趣味を両立するコツ1つ目は、推し活のスケジュールを事前に把握しておくです。
推し活にかかる支出を計画的に管理するためには、年間スケジュールを事前に把握しておくことが効果的といえます。
イベントやグッズの発売日、コラボカフェなど、出費の発生時期を前もって把握しておくことで必要な金額を先に準備することが可能です。
特に推しの誕生日や周年イベントのようにファンの間で盛り上がるタイミングは出費が増えやすいため、事前準備が欠かせません。
出費のピークを予測できれば突発的な出費を避けやすくなり、趣味を楽しみながらも貯金を崩さずに済むでしょう。
友達と合わせない
オタクが30代で貯金と趣味を両立するコツ2つ目は、友達と合わせないです。
推し活をする際に友人と一緒に行動すると楽しい反面、出費が増える要因にもなります。
ライブの遠征やグッズ購入など、SNS映えを求めたり集団ノリに流されて予定外の支出が重なるケースも少なくありません。
経済状況や価値観は人それぞれ異なるため、自分の予算やライフスタイルに合った行動を心掛けましょう。
「本当に行きたいイベントなのか」「今の支出で生活が圧迫されないか」などを冷静に判断する意識が必要です。
周囲と比較せず、マイペースな推し活を貫くことで無理なく趣味と貯金を両立できるでしょう。
明確な推し活貯金のルールを作る
オタクが30代で貯金と趣味を両立するコツ3つ目は、明確な推し活貯金のルールを作るです。
貯金と推し活を両立させるため、あらかじめ支出の上限を決めておきましょう。
使いすぎる事態を防ぐためにも「毎月5,000円を推し活専用口座に積み立てる」「グッズ購入は月1点まで」などのルールを明文化しておくと安心です。
また、最初に基準を定めておくことで出費に迷いが生じにくくなり、後悔のない選択がしやすくなります。
継続可能なマイルールを持つことで、趣味とお金のバランスを保ちやすくなるでしょう。
オタクの貯金30代についてのまとめ
今回は、30代オタクの平均貯金額について解説しました。
30代から貯金を始めるのは決して遅くなく、まずは中央値である300万円を現実的な目標として意識することが大切です。
貯金を習慣化するためには目的の明確化や家計の可視化、無理のない仕組みづくりから始めてみましょう。
また、推し活と貯金を両立するにはスケジュールの把握や支出ルールの設定がポイントです。
趣味イコール浪費ではなく、自分を整える手段として位置づけることで無理なく楽しくお金と向き合えるようになります。
今後も推しを支え続けるために、自分自身の生活も丁寧に整えていきましょう。
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